『ソフィアの夜明け』 DVD



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東京国際映画祭で3冠(東京サクラグランプリ、最優秀監督賞、最優秀男優賞)に輝き、昨年劇場公開されたカメン・カレフ監督のブルガリア映画『ソフィアの夜明け』。この作品のDVDが5月28日に発売されます。

筆者が劇場用パンフレットに書いた作品評が、DVDの特典の封入冊子にも収録されております。心が震える素晴らしい映画ですので、まだご覧になってない方はぜひ。

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『’Round Midnight (Homage to Thelonious Monk)』 by Emanuele Arciuli



Listning

20の<Round Midnight>と、ひとつの<Round Midnight>

ジャズ史のなかで異彩を放つ唯一無二のピアニスト、セロニアス・モンク。これまで様々なミュージシャンたちが、モンクのトリビュート作品を発表してきたが、Emanuele Arciuliの『’Round Midnight (Homage to Thelonious Monk)』は、そのどれとも似ていない。まったく異色の作品といえる。

Emanuele Arciuliは、イタリアのクラシックのピアニストだ。トリビュート作品では当然、モンクの生み出した様々な楽曲が取り上げられるはずだが、このアルバムでは、モンクの代表曲にしてスタンダード・ナンバーになっている<Round Midnight>だけだ。

round midnight

'Round Midnight (Homage to Thelonious Monk)

Arciuliは、これまで一緒に仕事をしてきたアメリカとヨーロッパの作曲家たちに協力を求め、それぞれの作曲家が<Round Midnight>の同じテーマの変奏を試みた。

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『BIUTIFUL ビューティフル』試写

試写室日記

本日は試写を1本。

『BIUTIFUL ビューティフル』 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

『アモーレス・ペロス』『21g [21グラム]』のレビュー、あるいはイニャリトゥとコンビを組んでいた脚本家ギジェルモ・アリアガの監督作『あの日、欲望の大地で』のレビューで書いてきたように、複数の物語を断片化し、時間軸を操作し、再構成するようなイニャリトゥのスタイルにはずっと違和感を覚えてきた。

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今週末公開オススメ映画リスト2011/05/05

週刊オススメ映画リスト

今回は『4月の涙』と『昼間から呑む』の2本です。

『4月の涙』 アク・ロウヒミエス

クラウス・ハロ監督の『ヤコブへの手紙』といい、アク・ロウヒミエス監督のこの『4月の涙』といい、フィンランド映画は侮れない。「同じ国民が敵味方に分かれて戦ったフィンランド内戦」とか「敵同士の准士官と女性兵士の許されざる愛」といった表現から想像されるドラマとは異なる次元から歴史が読み直されている。月刊「宝島」2011年6月号の連載コラム「試写室の咳払い」でこの作品を取り上げています。

『4月の涙』 5月7日(土)より、シネマート新宿、銀座シネパトスほか全国順次公開

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