『ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀』 『愛、アムール』 試写
- イザベル・ユペール, エマニュエル・リヴァ, オーストリア, グローバリゼーション, ジャン=ルイ・トランティニャン, ドイツ, ナチズム, フィリップ・カーデルバッハ, フランス, ミヒャエル・ハネケ, 家族, 戦争, 映画監督, 死, 死生学
本日は試写を2本。
『ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀』 フィリップ・カーデルバッハ
1937年に起こった巨大飛行船ヒンデンブルグ号の爆発炎上事故を題材にしたドイツ映画。もとはテレビ映画として製作された作品で、グレタ・スカッキやステイシー・キーチなども出演している。もともと180分だったものを110分に刈り込んでいるので、いきなりかと思うところもないではないが、非常に手堅い演出で破綻はしていない。
70年代に同じ事故を題材にしたロバート・ワイズ監督の『ヒンデンブルグ』という作品があった。詳しいことは覚えていないが、飛行船に爆弾を仕掛ける目的は“反ナチス”だった。この映画の場合には、グローバリゼーションの時代を意識したような経済に関わる背景が盛り込まれている。