今週末公開オススメ映画リスト2013/02/21+α
今回は『世界にひとつのプレイブック』『マーサ、あるいはマーシー・メイ』の2本とおまけの『逃走車』コメントです。
『世界にひとつのプレイブック』 デヴィッド・O・ラッセル
まずは『世界にひとつのプレイブック』試写室日記をお読みください。時間がなくてまだレビューを書いていませんが、とても気に入っている作品なので、近いうちにアップするつもりです。
心配なのは、この映画が評価されるにしてもされないにしても、心を病んだ男女を主人公にした一風変わったラブコメのように安易に位置づけられてしまうことですね。
映画の背景として、たとえば、アラン・V・ホーウィッツ&ジェローム・C・ウェイクフィールドの『それは「うつ」ではない:どんな悲しみも「うつ」にされてしまう理由』やゲイリー・グリーンバーグの『「うつ」がこの世にある理由:作られた病の知られざる真実』、デイヴィッド・ヒーリーの『抗うつ薬の時代:うつ病治療薬の光と影』、『双極性障害の時代:マニーからバイポーラーへ』など、共通するテーマを扱った本がたくさん出版されていることの意味を考えてみる必要があるかもしれません。