スティーブン・ケイプル・Jr.監督 『クリード 炎の宿敵』 レビュー



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クーグラー、ジョーダン、ケイプル・Jr.――。ミレニアル世代が創造する新たな神話

筆者ホームページ“crisscross”の方に、スティーブン・ケイプル・Jr.監督、マイケル・B・ジョーダン、シルベスター・スタローン共演の『クリード 炎の宿敵』(18)のレビューをアップしました。マイケル・B・ジョーダンと組んで快進撃をつづけてきたライアン・クーグラー、そのクーグラーが南カリフォルニア大学映画芸術学部で出会ったスティーブン・ケイプル・Jr.。ミレニアル世代に属するこの3人のバックグラウンドや世界観が、『クリード チャンプを継ぐ男』の続編である本作とどのように結びついているかを掘り下げています。

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『ハニーランド 永遠の谷』|ニューズウィーク日本版のコラム「映画の境界線」記事



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北マケドニアの自然養蜂家の女性を追うドキュメンタリー『ハニーランド 永遠の谷』

ニューズウィーク日本版のコラム「映画の境界線」の2020年6月25日更新記事で、北マケドニアで作られたリューボ・ステファノフとタマラ・コテフスカ共同監督のドキュメンタリー『ハニーランド 永遠の谷』(19)を取り上げました。

電気も水道もなく、他の住人も去って廃墟と化した山岳地帯の村で、病気で寝たきりとなった母親と暮らし、代々受け継がれてきた自然養蜂を営む女性ハティツェ。そこに現われる遊牧民の一家。筋書きのないドラマというドキュメンタリーの醍醐味、監督コンビのアプローチが切り拓くリアリズムとは異質な空間。想像力をかきたてるドキュメンタリーです。

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北マケドニアの自然養蜂家の女性を追うドキュメンタリー『ハニーランド 永遠の谷』

2020年6月26日(金)アップリンク渋谷・アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開

デスティン・ダニエル・クレットン監督『黒い司法 0%からの奇跡』レビュー



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デスティン・ダニエル・クレットから広がる人脈の輪、描き出す家族の深い絆

筆者ホームページ“crisscross”の方に、デスティン・ダニエル・クレットン監督、マイケル・Bジョーダン、ジェイミー・フォックス、ブリー・ラーソン共演の『黒い司法 0%からの奇跡』(19)のレビューをアップしました。クレットンとライアン・クーグラーとの繋がりや、家族に対するクレットン独自の視点などについて書いています。

レビューをお読みになりたい方は以下のリンクからどうぞ

デスティン・ダニエル・クレットン 『黒い司法 0%からの奇跡』 レビュー

2020年6月17日ブルーレイ&DVDリリース、レンタル開始

実在の奴隷解放運動家を描いた『ハリエット』の劇場用パンフレットに寄稿しています

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ハリエットが聞いた神の声とアフリカ文化

19世紀半ばに奴隷州から自由州への逃亡を果たし、秘密結社“地下鉄道”の車掌となって奴隷解放運動家として頭角を現すハリエット・タブマン。彼女の自由への渇望、変容と覚醒を描くケイシー・レモンズ監督の『ハリエット』(19)の劇場用パンフレットに、「ハリエットが聞いた神の声とアフリカ文化」というタイトルでレビューを書いています。

本作では、窮地に陥ったハリエットが発揮する不思議な能力に戸惑いを覚える人もいるかもしれませんが、そのことについては様々な証言が残されています。そして、彼女の深く強い信仰心やニグロ・スピリチュアルが果たす役割とアフリカの口承文化や超自然的な力の信仰を結びつけてみると、その能力がとても興味深く思えてきます。

2020年6月5日(金)TOHOシネマズシャンテ他、全国ロードショー。

再上映が始まった『ようこそ、革命シネマへ』の劇場用パンフレットに寄稿しています



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映画と政治、世代を超えた共感と歴史の重み

ベルリン国際映画祭 パノラマ部門でドキュメンタリー賞と観客賞を受賞したスハイブ・ガスメルバリ監督の長編デビュー作『ようこそ、革命シネマへ』(19)。6月に入って再上映が始まりつつある本作の劇場用パンフレットに、「映画と政治、世代を超えた共感と歴史の重み」というタイトルでレビューを書いています。

スーダンの映画産業が崩壊した世界で、小さな上映会を開き、廃墟となった映画館を復活させるために尽力する4人のベテラン映画製作者たちを追ったドキュメンタリー。9歳のときに独裁政権によって映画を奪われたガスメルバリ監督の軌跡も踏まえて作品を掘り下げる内容になっています。

▼ ガスメルバリがTVのためにつくった短編「Sudan’s Forgotten Films」(英語)も参考になると思います。

▼ 『ようこそ、革命シネマへ』予告

ユーロスペースでは6月1日(月)~再上映