『Collage d’intentions part one & two』 『White Midsummer Forest』 by eeem

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鳥の声に導かれてフィンランドの音の森を散策する

筆者が住んでいるビルの隣にたっている古い建物、その壁面にあいた穴に名前も知らない鳥が巣をつくり、毎日、朝から賑やかな鳴き声が聞こえる。

そのせいかどうかわからないが、最近は、自然の音のなかでも特に鳥の声に敏感になっているような気がする。

時間があるときには、世界各地の鳥の声をレクチャーしてくれるaudiobookを聴いたりもする。↓たとえばこれは、イギリスの森林地帯に住む鳥たちのガイド。他にもいろいろあるので、いずれ取り上げるかもしれない。

『A Guide to British Woodland Birds』

フィンランドのヘルシンキを拠点に活動するEeemの音楽は、ジャンルでいえばエレクトロニック・アンビエントということになるかと思うが、鳥の声を使ったサウンドスケープが印象に残る。

『Collage d'intentions part one』


では例によってEeemの音楽と場所の関係を確認しておこう。事情はわからないが、彼の両親はヨーロッパの国々を転々としたあと、第二次世界大戦の前にフランスに落ち着いた。彼はフランスで生まれ、そこで29年間近く暮らし、現在の拠点であるフィンランドに移って10年以上が経過している。

Eeemの音楽を聴くかぎりでは、フィンランドの豊かな自然のなかに彼と空間を結ぶ場所性を見出し、独自のサウンドスケープを切り拓いているといっていいだろう。

Sound Cloudをチェックしたら、新しい曲がアップされていた。タイトルは、<White Midsummer Forest>。鳥の声がさらにフィーチャーされ、ピアノやノイズと絶妙にミックスされている。

『White Midsummer Forest』

White Midsummer Forest by eeem

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Eeem [eim]
Improbable Actions – Single – Eeem [eim]
La Nouvelle Zemble – Eeem [eim]
Collage D’intentions, Pt. 1 – EP – Eeem [eim]
Collage D’intentions Part Two – Eeem [eim]
Un autre Collage d’intentions – EP – Eeem [eim]
White Summertime Forest – Single – Eeem [eim]

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