『マーサ、あるいはマーシー・メイ』 『フライト』 試写
本日は試写を2本。
『マーサ、あるいはマーシー・メイ』 ショーン・ダーキン
アメリカの新鋭ショーン・ダーキンの長編デビュー作。カルト集団から脱走し、湖畔の別荘で休暇を過ごす姉夫婦と暮らすことになった若い女性マーサ。だが、マーシー・メイという名前で過ごしたカルトでの体験がよみがえり、次第に過去と現在、現実と幻想の境界が曖昧になっていく。
この作品については、観る前から自分の好みの映画だという確信があった。それは題材に興味があったからということではない。製作総指揮にテッド・ホープの名前があったからだ。彼は筆者が絶対的な信頼を寄せるプロデューサーで、実際この作品でも彼の“目利き”に間違いはなかった。
↓予告編の次に貼ったのは2011年のサンダンス映画祭におけるこの映画のスタッフ・キャストの会見を収めたものだが、司会進行を務めるメガネのおじさんがテッド・ホープだ。彼が頭角を現した頃には、手がけた作品を取り上げるたびに彼のこともプッシュしていたが、最近はあまり触れていなかったので、ここで少し振り返っておくのも悪くないだろう。