『Those Who Didn’t Run』 by Colin Stetson
息を呑む超絶技巧に磨きをかけ、トランスの世界を切り拓く
以前はコリン・ステットソンについて書くのに、トム・ウェイツやArcade FireやBon Iverのアルバムやツアーに参加しているサックス奏者のような前置きをしなければならなかったが、このブログでも取り上げたアルバム『New History Warfare Vol. 2: Judges』(11)がVol.1以上に大きな評判になって、どうやらその必要もなくなったようだ。
vimeoやYouTubeに演奏の映像が出たことも大きかったのだろう。なにも知らずにステットソンのアルバムを聴いたら、エフェクターかテープかオーバーダブかなにかで音を作っていると思ってしまうはずだから。ちなみにステットソンの超絶技巧を知らずにこのページに来てしまった方は、ひとまず『New History Warfare Vol. 2: Judges』←こちらに貼ったvimeoの演奏をご覧になってから戻ってきてください。
で、『New History Warfare Vol. 2: Judges』につづくEP『Those Who Didn’t Run』が出た。これがまたいい、明らかに進化していて。
Those Who Didn’t Run E.P. – COLIN STETSON by Constellation Records