『オン・ザ・ロード』 『コン・ティキ』 試写
- 50年代, アメリカ, ウォルター・サレス, エスペン・サンドベリ, ジャック・ケルアック, トール・ヘイエルダール, ノルウェー, ブラジル, ヨアヒム・ローニング, 人類学, 映画監督, 自然, 風景
本日は試写を2本。
『オン・ザ・ロード』 ウォルター・サレス
『セントラル・ステーション』『ビハインド・ザ・サン』『モーターサイクル・ダイアリーズ』のウォルター・サレス監督が、ジャック・ケルアックの『オン・ザ・ロード』を映画化した。
その導入部はひとつのポイントになる。映画は、サルの父親の死のエピソードから始まる。『オン・ザ・ロード』の1957年刊行版は妻との離婚から始まる。父親の死から始まるのは、ケルアック自身が手を加える前のオリジナル版(『スクロール版オン・ザ・ロード』として刊行されている)だ。
サレスはオリジナル版のほうにだいぶインスパイアされているように見える。それが父親へのこだわりに表れている。