『マクダルのカンフーようちえん』 『桐島、部活やめるってよ』 『鍵泥棒のメソッド』 試写
本日は試写を3本。
『マクダルのカンフーようちえん』 ブライアン・ツェー
子ブタのキャラを主人公にした「マクダル」シリーズの最新作。以前公開された『マクダル パイナップルパン王子』とは違い、今回は日本語吹き替え版なので、細かなニュアンスがいくぶんぼやけている気がしないでもないが、それでも様々な“含み”が埋め込まれていることは読み取れる。
筆者が最も印象的だったのは、“発明”と“推手”の対比だ。
この映画には、マクダルの18代前のご先祖様であるマクデブが登場する。彼は発明家でもあり、電話やクレジットカードなど様々なものを発明したことになっている。だが、それらは役に立たなかった。その訳は、時代が早すぎたというのとはちょっと違う。たとえば、電話が分かりやすいと思うが、発明してもそれを使って話す相手がいなかったのだ。つまり、他者との関係性がないから、役に立たなかったということになる。